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人々が心豊かに
暮らせる
持続可能な社会への貢献

代表取締役社長 兼 CEO
岡 昌志

平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

2020年6月、ソニーフィナンシャルホールディングスの代表取締役社長 兼 CEOに就任いたしました岡です。これまで築き上げてきた事業基盤や強みを活かし、ソニーフィナンシャルグループ(SFG)をさらに成長・発展させていくことが、私の最大の使命と考えています。お客さま一人ひとりに寄り添った付加価値の高い商品・サービスの提供、ソニーグループとの連携、テクノロジーの活用などを通じ、最も信頼される金融サービスグループとして、人々が心豊かに暮らせる持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

新型コロナウイルス感染拡大にともなう環境変化への対応

はじめに、今般の新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々やご遺族の皆さまに謹んで哀悼の意を表しますとともに、罹患されている方々が一日も早く回復されますよう心よりお祈り申し上げます。また、医療に携わる方々をはじめ、社会システム維持のために日々奮闘されている皆さまにも心からの敬意を表します。
新型コロナウイルスは、わずか数カ月の間に世界中に拡大し、私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしました。各国で出入国規制がなされ、多くの国で国境閉鎖や都市封鎖(ロックダウン)の措置がとられました。日本でも「緊急事態宣言」が発令され、不要不急の外出や夜間の外出の自粛などが求められました。経済活動は著しい停滞を余儀なくされ、リーマンショック時を凌ぐ世界的な景気後退が懸念されているところです。
もちろん、世界中の人々の弛まぬ努力によって感染拡大が終息に向かうにつれ、経済活動も徐々に回復していくと期待されます。ただ、その場合でも、すべてが「元どおり」になるわけではありません。むしろ今回の経験を機に、人々のライフスタイルや価値観、ひいては社会の構造そのものが大きく変化することと予想されます。

必然的にお客さまのニーズも変わっていくことでしょう。とすれば、私たち自身、世の中や環境の変化に遅れることなく機敏に対応していくことが不可欠です。
例えば生命保険分野では、非対面・非接触プロセスの増加といった行動変化に加え、保障や資産形成のニーズ、健康増進や疾病予防ニーズの高まりなどの意識変化も起きており、ソニー生命が強みとする専門性、信頼感のあるライフプランナーによるコンサルティングは、その重要性がますます高まっていくと考えています。リモートコンサルティングも開始していますが、お客さまに寄り添い、プロフェッショナリズムを追求するライフプランナーだからこそ、オンラインであっても気軽に相談できる、詳細な説明を聞くことができるという安心感をお届けしていかなくてはなりません。
また、ソニー損保やソニー銀行も、ダイレクトビジネスモデルによる利便性を追求し、インターネットや電話などによる非対面型のサービスを磨いてまいりましたが、今こそその価値をお客さまにしっかりとお届けする必要があります。
私たちはこの大きな変化にスピード感を持って適切に対応し、次なる成長に向けたチャレンジを続けてまいります。

中期経営計画の進捗

中期経営計画の進捗
今年は2018年を始期とする3カ年の中期経営計画の最終年度です。新たな成長への挑戦をテーマに、既存のビジネスモデルによるオーガニック成長に加え、10年超の長期視点で起こる変化を“機会”ととらえ、次の成長への布石となるさまざまな施策を実行し、企業価値向上を目指してまいりました。新型コロナウイルス感染拡大にともなう市況の下落、緊急事態宣言にともなう営業活動の停止など、当初想定していた以上に厳しい経営環境の中、いくつかの業績指標は達成困難な状況ではありますが、契約者数や利用者数の拡大、お客さま満足度の向上、商品・サービス開発などは、概ね順調に進捗しています。

ソニー生命は、お客さま本位の業務運営を推進し、2020年3月末時点の保有契約高は前年度比3.8%増の51.4兆円となりました。お客さまへの提供価値をさらに高めていくために、サービス水準を現状より一段高いレベルに定めるとともに、ライフプランナーの行動を多面的に評価する制度を導入し、さらなる高質化を進めています。また、ライフプランニングのツールや情報の活用をとおして、いつでもお客さまに寄り添うコンサルティングセールス・コンサルティングフォローに向けた進化に取組んでいます。

ソニー損保は、主力商品である自動車保険の保有契約件数が、2019年3月末時点で200万件を超えました。売上においては、2002年度以降、ダイレクト自動車保険No.1のポジションを堅持しています。この3月にはAIを活用したスマートフォン専用の運転特性連動型自動車保険“GOOD DRIVE”を発売しました。ソニー損保がこれまで蓄積してきた保険商品・サービスの開発における知見に加え、ソニーグループが保有するAIやセンシング、クラウドコンピューティングなどの技術を用いることで実現した商品です。引き続き、商品・サービス・マーケティングなど幅広い領域で先進技術を積極的に活用していくとともに、CX(顧客体験)の向上を追求していきます。

ソニー銀行は、ANAグループとの外貨領域における提携事業開始、ゆうちょ銀行への住宅ローン媒介業務の委託開始、投資信託の取扱い全ファンドの販売手数料無料化、さらには、在留外国人向けのサービス 「English online banking」の提供開始など、お客さまのニーズを把握し、さまざまなサービスによって利便性の向上を図っています。

中長期を見据えた、次なる成長に向けた新たな取組み

人口動態の変化、世界的な低金利、技術革新の急速な進展、金融規制の変化など、社会環境の変化を中長期視点でとらえたうえで、各事業のビジネスモデルとその持続性、リスク分析や対処方法などについて、グループ横断で徹底した議論を行い、次なる成長に向けた新たな取組みを進めています。

グループ連携

今般、ソニー(株)による当社株式等に対する公開買付けが実施されました。ソニー(株)の完全子会社となることにより、グループ連携をさらに進め、新たなシナジーの創出を見込むことができると考えております。今後、ソニーグループのサービス開発体制やコーポレート機能も活用し、大胆な経営施策を迅速かつ弾力的に実行し、事業環境の変化や多様化するお客さまのニーズに即した金融サービスを展開していきます。
技術連携の面では、ソニー(株)R&Dセンターと技術情報交換会を開催し、金融領域での技術の活用やビジネス課題の解決に向けた情報交換を行うなど、グループ内の連携を促進してまいりました。近年、金融と異業種の垣根がなくなってきている中、AIなどのテクノロジーを駆使し、金融ビジネスをテクノロジーの力で変えていきたいと考えています。
また、ソニーグループのエンタテインメント・エレクトロニクス事業などとの連携も模索し、利便性の高いサービスの提供をさらに追求していきたいと思います。

サステナビリティ

私たちSFGは、ミッションと行動規範に基づき、高い倫理観と使命感を持つことを心掛けています。また、お客さま、株主、社員、ビジネスパートナー、地域社会などのステークホルダーの皆さまや地球環境に与える影響に十分配慮して行動するとともに、対話を通じてステークホルダーの皆さまとの信頼を築くよう努め、持続可能な社会の発展への貢献を目指しています。
SFGは多様な事業を展開し、持続的な価値創造を目指しています。各事業の活動領域やビジネスモデルはさまざまですが、お客さま一人ひとりに寄り添った付加価値の高い商品・サービスとテクノロジーの力を活用していることは、各事業共通の特徴です。私たちは事業を通じて「安心・安全な生活の提供」、「健康・長寿社会への貢献」、「生活の利便性の向上」といった価値を創出していきます。また、価値創造を支える基盤も重要であると認識しており、「コーポレートガバナンス」、「多様性を尊重した人材」を最も重要な項目として特定し、基盤の強化も図っていきます。

人々が心豊かに暮らせる持続可能な社会への貢献

私たちを取巻く経営環境は、今後ますます変化のスピードが加速していくとみられますが、その動きに遅れることなく、むしろ先んじて行動することで持続的に社会価値と経済価値を創出できるよう、長期的な視点で経営に取組んでまいります。今後もステークホルダーの皆さまのニーズやご期待に応え、人々が心豊かに暮らせる持続可能な社会の発展に貢献していきます。
引き続きのご支援を心よりお願い申し上げます。

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
代表取締役社長 兼 CEO

岡 昌志

ミッション・ビジョン・バリュー