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ソニーフィナンシャルホールディングス Daily Market Report

issue date 2019年03月15日

ソニーフィナンシャル
ホールディングス
金融市場調査部

日銀政策、ハト派色が強まる?

為替

14日のドル円は上昇。前日に英議会は「合意なき離脱」を拒否する案の採決を行い、可決した。市場のリスクセンチメントが改善するなか、ドル円は東京時間に111円台半ばまで上昇。NY時間には米経済指標が重しとなる場面があったものの、その後も全般的なドル買いにより111円80銭台までドル高・円安が進行した。一方、ポンドは対ドルで下落。英議会はEU離脱期限の延期に関する採決を行い可決したが、ブレグジットの先行き不透明感は根強く、1.32ドル台前半まで下落した。本日は日銀金融政策決定会合(2日目)が予定されている。金融政策の据え置きが予想される中、焦点は黒田日銀総裁の会見となろう。主要中銀がハト派スタンスへ転じる中、日銀も一段の追加緩和の可能性を示唆するなどハト派色が強まったと受け止められた場合には、円安が進行する可能性がある。なお、米国では3月NY連銀製造業景況指数、2月鉱工業生産等、複数の経済指標が発表される予定。

本日の予想レンジ:111.20~112.20円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート

図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート
(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

14日の米国株式市場は主要3指数がまちまちの展開。この日は米中首脳会談の開催が4月以降にずれ込むとの観測が高まった。3月中の会談で通商協議の最終合意に漕ぎ着けるとの期待が高まっていただけに、失望を誘った。カバレッジの広いS&P500指数は4日ぶりの反落となった。他方、アナリストが前向きな投資判断をしたアップルが上昇し、NYダウを押し上げた。この日、NYダウは前日比7.05ドル高い、25709.94ドルで終えた。こうしたなか、本日の日本株は下落の公算。米中協議進展への楽観で買われていた素材セクターが下げを主導しよう。但し、為替が円安方向にあることから輸出関連銘柄が支えとなり、相場の下落は小幅に止まる見込み。

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

14日の米国債市場はもみ合い。米中通商交渉や英国のEU離脱について先行き不透明感が意識された一方、社債発行の動きなどが重しとなった模様で、方向感に乏しい展開となった。10年債利回りは前日比0.9Bps上昇の2.630%で取引を終了。本日の本邦債券市場は、序盤は日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に手控えムードの強い展開になりそうだ。市場では金融政策自体は据え置きとの見方が大勢だが、景気判断が下方修正されるか、また、総裁会見で追加的な金融緩和手段を問われたときに黒田日銀総裁がどう答えるかなどが注目されている。コメント内容にハト派寄りの印象があれば、10年債利回りを中心に低下圧力が掛かる可能性も。

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧