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ソニーフィナンシャルホールディングス Daily Market Report

issue date 2019年02月12日

ソニーフィナンシャル
ホールディングス
金融市場調査部

米中次官級の通商協議が開始

為替

11日のドル円は上昇した。この日から開始された米中次官級通商協議や3月に開催することを協議中と報じられた米中首脳会談などへの期待から、米長期金利が上昇。ドル円は連れて110円40銭台まで値を伸ばした。一方、ポンドは下落。EU離脱の先行き不透明感に加え、発表された10-12月期英実質GDP(速報)が市場予想を下回ったことが嫌気された。昨日から米中通商協議が再開されており、本日のドル円は関連報道を受けた金利や株価の動向を注視しながらの推移となろう。関連報道などから協議の進展期待が高まった場合には、株式市場が堅調に推移し、米金利が上昇する中で、ドル円も堅調に推移すると予想される。ただし、米政府機関再閉鎖への警戒から、上値は限られる可能性も。なお、本日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やメスター・クリーブランド連銀総裁による発言機会が予定されている。

本日の予想レンジ:109.90~110.90円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート

図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート
(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

11日の米国株式市場は方向感に欠ける展開。この日、NYダウは前日比53.22ドル安い、25053.11ドルとなった一方、S&P500指数、ナスダック総合指数は小幅に上昇した。NYダウは先週末までに7週連続で前週末終値を上回り、昨年12月の安値から12%程度上昇。利益確定売りが出やすい地合いだった。外部環境も好悪まちまち。11日から米中通商協議が再開されたことや、13日公表の米CPIの上昇についてマイルドな結果が予想されることは好材料だが、政府機関再閉鎖への警戒も高まりつつあり、投資家に様子見姿勢が広がった模様。こうしたなか、本日の日本株は上昇の公算。米中協議が再開されたことや円安進行を受け、機械や自動車、非鉄など為替や中国景気の影響を受けやすいセクターが買い戻されそうだ。

※日本は祝日で休場のため、日経平均株価チャートは2/8のデータ

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

11日の米国債市場は下落。この日始まった米中通商問題に関する次官級協議の成り行きや、13日に発表される米国の1月消費者物価指数を確認したい向きが多い中で買い持ち高調整がメインの動きとなった。米10年債利回りは前日比2.0Bps上昇の2.654%で取引を終了。本日の本邦債券市場は前日の米国市場の流れを引き継ぎ、やや売りが先行する可能性がある。ただし、米中通商協議や米国の予算協議など重要なイベントに対する警戒感が強いなかで売りは続かず、一巡後は底堅い推移が見込まれる。また、本日は日銀が残存期間10年超を対象とする国債買い入れオペを行う予定。買入れ金額は据え置かれる公算が大きく、これも円債のサポート要因となろう。

※日本は祝日で休場のため、日本国債利回りは2/8のデータ

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧