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ソニーフィナンシャルホールディングス Daily Market Report

issue date 2018年10月12日

ソニーフィナンシャル
ホールディングス
金融市場調査部

米株価が大幅続落

為替

11日のドル円は小幅安。東京時間から欧州時間は112円台前半を中心に方向感なく推移したが、NY時間序盤に米株価が下げ渋ると、一時112円53銭まで上昇した。しかしその後、米株価が反落すると連れて111円83銭まで下落する展開となった。トランプ大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長を解任するつもりはないとしながらも、足下の株安はFRBによる利上げのせいだと批判したことが一部投資家の間では利上げペースの鈍化に繋がると受け止められ、これもドル円の重しとなった模様。一方、この日発表された9月消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回る結果となったが、ドル円への影響は限られた。米株価の大幅続落を受けて「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は昨日20台後半まで上昇しており、市場ではリスクオフムードが広がっている。そのため、本日のドル円も主要国株価や金利の動向を注視しながら、上値が重く推移すると予想する。なお、本日の米国では10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)の発表が予定されている。

本日の予想レンジ:111.60~112.50円

ドル円チャート(日足)
図表ドル円ひあしチャート
ドル円チャート

図表ドル円にっちゅうチャート
為替レート
(NY市場引け値)
図表為替レート一覧

株式

11日の米国株式市場は大幅続落。NYダウは前日の約800ドルの下落に続き、この日も545.91ドル下落し、25052.83ドルで終えた。10月に入ってからの長期金利の急騰が景気や企業業績の先行き不安を煽っている模様。米中貿易戦争を巡る不透明感もあり、株価の調整が続いている。11月末に米中首脳会談が開催されるとの報道で、一時中国関連株(ボーイングやキャタピラー)が値を戻す動きも見られた。ただ、12日から7-9月期決算が本格化することもあり、貿易戦争の影響を見極めようとするムードは強く、買い意欲は限られた。こうした中、本日の日本株も下落の公算。円高が進行していることも相場の重しとなりそうだ。

日経平均株価
図表日経平均にっちゅうチャート
NYダウ
図表ニューヨークダウにっちゅうチャート

債券

11日の米債市場は続伸。前日の急落に続き、この日も米株が大幅続落となったことから、債券への逃避買いが継続した。また、この日発表の9月CPIが、市場予想に反して伸びが鈍化し、インフレ加速への警戒感が和らいだことも債券買いを促した。警戒されていた30年債入札は好地合いのなか、好調な結果となった。米10年債利回りは前日比1.3Bps下落の3.150%で終えた。こうした流れを受け、本日の日本債券市場も上昇の公算。本日の日銀の国債買入れオペで減額がなければ、相場の上昇に弾みがつく可能性も。

各国国債利回り(%)
図表国債りまわり一覧