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社長メッセージ

既存事業の強化による成長を着実に進める一方で、
今後10年超の長期視点で起こる変革を“機会”ととらえ、
次の成長につながる布石を打つ。

代表取締役社長 石井 茂

皆さまには日頃よりソニーフィナンシャルグループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2018年3月期も、日本国内の長期金利が低水準で推移するなど、厳しい経営環境が続きましたが、ソニーフィナンシャルグループは、収益性改善とお客さまサービスの拡充を進め、引き続き中核3事業において業容を着実に拡大いたしました。

ソニー生命では、国内の低金利環境を受けて、米ドル建保険のラインアップの拡充やコンサルティングセールス・フォローの深化など、経済価値ベースの利益成長に向けたさまざまな取組みを進めました。ソニー損保では、主力の自動車保険で契約獲得を順調に伸ばすとともに、『セコム事故現場かけつけサービス』を開始するなど、サービス品質の向上に努めました。ソニー銀行では、住宅ローン残高の積み上げに加え、11通貨対応のVisaデビット付きキャッシュカード『SonyBank WALLET』の発行枚数も順調に拡大しました。

2018年3月期のソニーフィナンシャルグループ連結の経常収益は1兆5,036億円(前期比8.8%増)、経常利益は、668億円(同0.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は518億円(同24.7%増)となりました。また、経営上重視している指標である連結修正ROEは6.1%(前期比2.2ポイント上昇)と改善しました。

当社グループは、経営環境の変化などに鑑み、この度、新たに2019年3月期から3カ年の中期経営計画を策定しました。新中期経営計画では、将来10年超を見据えた上で、その長期視点で起こる変革を「機会」にするべく、次の成長へつながる布石を打つ期間としてこの3年をとらえています。また、新中期経営計画を策定するにあたり、当社グループでは「お客さま本位」と「変革への対応」の2点を強く意識しました。

この3年間において、「お客さま本位」の業務運営をグループ一丸となって一層推進し、グループ各社に対するガバナンス体制をさらに強化させるとともに、技術進歩や社会環境変化などの「変革への対応」を機会に、次の成長への基盤づくりを行ってまいります。

これらの取組みにより、10年後も20年後も成長し続け、お客さまから信頼されるグループであり続けることを目指します。

なお、株主の皆さまへの2018年3月期の配当につきましては、前期から5円増配の1株当たり60円としました。当社では、中長期の収益拡大に応じた配当の安定的な増加を目指しており、法定会計上の利益のみならず、生命保険事業の成長実態により近い、経済価値ベースの利益指標をより重視した上で、総合的に配当の判断を行っています。2019年3月期の配当予想については、2円50銭増配の1株当たり62円50銭としました。

引き続き、グループの持続的成長を推進し、企業価値の向上に努めるとともに、社会全体の発展に貢献してまいります。

2018年7月

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
代表取締役社長
石井 茂