ソニーフィナンシャルホールディングス

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社長メッセージ

厳しい市場環境が続くものの、顧客視点に立脚した高品質なサービスの提供をさらに強化することで業容を拡大し、グループ全体の持続的成長と安定的な株主還元を実現する。

代表取締役社長 石井 茂

皆さまには日頃よりソニーフィナンシャルグループに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2017年3月期は、日銀の金融緩和策により、金利が低水準にとどまるなど厳しい事業環境が続きました。しかしながら、ソニーフィナンシャルグループでは収益性改善のための施策を機動的に実行しながら、中核3事業において業容を着実に拡大させました。

ソニー生命では、商品改定や米ドル建保険、定期保険への商品構成のシフトなど、収益性改善のための施策を実行しつつ、新契約高は過去最高となった2016年3月期並みの水準を確保しました。ソニー損保では、主力の自動車保険において新規契約のインターネット割引の拡大やマーケティングコミュニケーションの強化などにより、保険契約が順調に増加しました。また、新商品として実費保障型の医療保険『ZiPPi〈ジッピ〉』を発売しました。ソニー銀行では、借換需要の高まりを背景に住宅ローンが好調に推移したほか、11通貨対応のVisaデビット付きキャッシュカード『Sony Bank WALLET』の発行枚数も好調でした。

2017年3月期の連結業績は、経常収益は1兆3,816億円(前期比1.4%増)、連結経常利益は663億円(同6.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は416億円(同4.0%減)となりました。2017年3月期の配当については前期と同額の1株当たり55円としました。

当社グループは、昨年、2017年3月期からの3カ年の中期経営計画を策定し、その1年目が経過したところですが、グループ各社の業容成長は概ね計画どおりに進捗しています。当社グループを取巻く経営環境は、今後も低金利の継続など引き続き厳しい状況が続くものと想定されます。しかしながら、お客さまの視点に立脚した高品質なサービスの提供を一段と強化していくことで競争優位を確立し、持続的成長を実現していく方針に変更はありません。

加えて、2017年3月期に、グループ企業価値の最大化を目的に、資本・リスク・リターンの最適化を図りつつ、資本効率向上を目指したグループERMの枠組みを導入しました。今後も経営管理の強化に取組んでまいります。さらに、長期視点から、AI(人工知能)やFintechといった先進テクノロジーの活用により、お客さまの利便性向上や業務効率の向上に注力してまいります。

株主の皆さまへの配当につきましては、これまで同様に安定配当のもと、中長期の収益拡大に応じた安定的な増加を目指します。

なお、2018年3月期より、中期の配当方針を一部見直しました。配当を判断するにあたり、従来は、法定会計上の利益に対する一定の配当性向を中期的な目安としておりましたが、今後は、中期的なグループの業容の成長実態をより的確に表す、経済価値ベースの利益の伸展を重視してまいります。引き続き、中期的に着実な配当の増加を実現し、株主の皆さまのご期待に応えてまいる所存です。

2017年7月

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
代表取締役社長
石井 茂