当社グループは、「ビジョン」と「経営理念」を定め、経営戦略の策定や経営の意思決定の基本方針としています。
「ビジョン」に掲げた「お客さまから最も信頼される金融サービスグループになること」を実現するため、傘下のグループ各社の沿革、規模、業態などの差異を踏まえた上で、グループ各社の持つ事業特性・情報などを有効活用し、グループ一体の経営を行うことを目指しています。
その前提として、何より業務の健全性および適切性を確保していくことが最重要課題であると認識しており、グループ全体のコンプライアンスとリスク管理を重視した経営組織体制を構築しています。グループ会社は、それぞれの業態・業務・規模等に応じたコンプライアンス態勢およびリスク管理態勢を構築していますが、当社は持株会社としてグループ各社の状況を常に把握し、その推進を図っています。
当社の取締役人数*は9名であり、その内訳は代表取締役3名(子会社の取締役を兼任)、子会社の代表取締役社長と当社の取締役を兼任する者3名、ソニー株式会社の役員と当社の取締役を兼任する者2名、社外取締役1名(社外取締役は株式会社東京証券取引所が一般株主保護のため確保することを義務づけている独立役員でもあります。)で構成され、当社グループ全体の内部統制機能の充実および少数株主の利益保護のための態勢を構築しています。
また、監査役会*は、監査役5名(うち社外監査役3名)で構成されています。各監査役は、監査役監査基準に則り監査役会で策定された監査方針および監査計画に基づき、取締役会をはじめとする重要な会議への出席や、業務および財産の状況調査をとおして、取締役の職務執行を監督しています。
当社は、グループ各社の経営を尊重しつつ、所要のモニタリングなどの経営管理をとおして、グループ企業価値の最大化を目指してまいります。
*2010年6月25日現在
コーポレートガバナンスに関する報告書 (2010年6月29日提出)(
PDF / 308KB)
支配株主等に関する事項について (2010年6月15日開示)(
PDF / 183KB)
業務の運営を健全かつ適切に維持するためには、すべての役員・従業員が、ソニーフィナンシャルホールディングスの経営理念ならびに関係法令等への理解を深め、関連するさまざまな法令、規則を遵守するとともに、高い倫理観のもと、透明性のある適切な業務運営を遂行する必要があります。ソニーフィナンシャルホールディングスはこれを「コンプライアンス」と定義し、経営の最重要課題のひとつとして位置づけるとともに、各役員・従業員が法令等に基づく各自の義務、責任を十分に認識し理解する態勢を構築しています。
また、ソニーフィナンシャルホールディングスは、保険会社、銀行等を子会社とする金融持株会社であり、グループ会社のコンプライアンス状況を把握し、必要と判断される場合にはグループ会社への助言等を行うことが求められます。コンプライアンスにかかる責任は、まずはグループ会社自身にあり、各社は自らの責任において、それぞれの業態・業務・規模等に応じた態勢を構築してコンプライアンスの実効性を高めていくべきではありますが、ソニーフィナンシャルホールディングスは、グループ経営の観点からグループ会社のコンプライアンス態勢を常に把握し、その推進を図る役割を担っています。
ソニーフィナンシャルホールディングスおよびソニーフィナンシャルホールディングスグループ各社の役員、社員ならびに派遣社員と協力会社の従業員は、ソニーグループ、ソニーフィナンシャルホールディングスおよびソニーフィナンシャルホールディングスグループ会社の方針、事業活動その他の行為が、法令等あるいはソニーグループ、ソニーフィナンシャルホールディングス、またはソニーフィナンシャルホールディングスグループ会社の内部規則等に違反している(あるいは違反のおそれがある)と確信する場合、社内通報制度を利用して通報することができます。情報提供者は、ソニーフィナンシャルホールディングスグループ各社に設置されている通報窓口か、ソニーグループ窓口としてソニー株式会社の「コンプライアンス・ホットライン」のうち、適切な窓口を選択して通報を行い、ソニーフィナンシャルホールディングスでは情報提供者を保護するための適切な措置を講じ、報告された情報を厳重に管理したうえで所要の対応を行っています。
また、ソニー株式会社の「コンプライアンス・ホットライン」が窓口として受理した通報およびソニーフィナンシャルホールディングス以外のソニーグループ会社に関連し影響を与える通報などについては、ソニー株式会社と連携を図り適切な対応を行っています。
ソニーフィナンシャルホールディングスは、金融持株会社として、グループ会社の経営資源を集結することでソニーフィナンシャルホールディングスグループ全体のリスク管理態勢をより強化し、統合的なリスク管理を行っています。ソニーフィナンシャルホールディングスのグループリスク管理の基本方針は以下のとおりです。
ソニーフィナンシャルホールディングスでは、取締役会がリスク管理基本規則を制定し、ソニーフィナンシャルホールディングス役員・従業員ならびにグループ会社に周知徹底を図り、グループ会社の規模、特性および業務内容に応じて異なるリスクの所在および種類を把握し、各種リスクを適切に管理する体制を整備しています。また、取締役会の付託を受け、ソニーフィナンシャルホールディングスの経営会議にて、グループリスク管理に関する日常業務の執行を行っています。具体的には、グループ会社において、各リスクについての評価、モニタリング、その他管理などを行うとともに、ソニーフィナンシャルホールディングスのリスク管理統括部署である総合管理部が各社のリスク管理部門などと連携して、モニタリング、リスク管理会議の開催などを通じ、グループのリスク管理状況を把握し、取締役会、経営会議へ定期的に報告を行っています。
ソニーフィナンシャルホールディングスおよびグループ会社が管理すべきリスクの種類ならびに定義は以下のとおりです。
個々のグループ会社におけるリスク管理態勢構築においては、会社の規模、特性および業務内容に応じ、リスクの種類ならびに定義を最適化しています。
また、ここに定めたリスクの種類ならびにリスクの定義は、環境変化等に応じてリスク管理所管部門が適宜見直しを行い、必要に応じて追加等を行います。
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ソニーフィナンシャルホールディングスは、内部監査部門として監査部を設置しています。監査部は、担当役員(代表取締役会長)直轄の組織として他の業務執行ラインから分離され、独立的かつ客観的な立場から内部監査を実施し、業務の適切性、リスク対応状況などを確認・評価しています。一方、グループ会社は、それぞれ内部監査部門を設置し、業態、規模、保有リスクなどに対応した独自の内部監査を実施しています。監査部ではグループ会社の業務に関し、その運営の健全性を確保することを目的としてグループ会社の内部監査および外部監査の結果をモニタリングし、必要と認められる場合は、グループ会社の内部監査部門に対して助言や提案などを行っています。そしてモニタリングの結果を、定期的に担当役員および取締役会に報告し、担当役員が必要と認める場合には、法令などに抵触しない範囲において、グループ会社に対して直接監査を実施します。
また、監査部は、監査役および会計監査人などの外部監査人と適宜連携を図っています。



